アーティフィシャルフラワーとは?造花との違いは何?プリザーブドフラワーではないの?
アーティフィシャルフラワーという花の種類を最近聞くようになったけれど、それがどのような花か、従来の造花やプリザーブドフラワーとはどう違うのか、よくわからないというケースもまだまだ多いといえます。
今回は、アーティフィシャルフラワーとは何か?
メリットやデメリット等、アーティフィシャルフラワーについて掘り下げてご紹介します。
目次
アーティフィシャルフラワーは超高品質の造花
アーティフィシャルフラワーをひとことで言うと「超高品質の造花」です。しかし、わざわざ「アーティフィシャルフラワー」と「造花」とが区別されているとおり、ただの造花ではありません。造花との違いも含めて、アーティフィシャルフラワーの特徴を見てみましょう。
アーティフィシャルフラワーは品質や表現にこだわっている
アーティフィシャルフラワーは、品質や表現力に非常にこだわった種類の造花です。造花のなかにはもちろん、大きなこだわりなく作られているものもあります。すなわち、アーティフィシャルフラワーと造花との違いはクオリティです。
アーティフィシャルフラワーの品質・表現は、生花を超えるといわれています。実はアーティフィシャルフラワーは、生花を真似て作っているものではありません。生花をリアルに真似ようとしても、逆に生花のようなみずみずしさが出せず、生花に劣るチープな造花ができてしまいます。そうではなくアーティフィシャルフラワーでは、生花にはない美しさを表現するためさまざまな技巧がこらされているのです。
アーティフィシャルフラワーの素材は年々進化している
アーティフィシャルフラワーの素材は、ポリエステル、ポリエチレンなどです。造花はシルクで作られることが多かったため、シルクフラワーという別名がついています。この流れでアーティフィシャルフラワーがシルクフラワーと呼ばれることもありますが、現在ではシルクよりもポリエステル等のほうが美しく作れることから、シルクはほとんど使われなくなりました。
ポリエステル等の素材も、質感がどんどん進化しており、生花と見分けがつかない、生花よりも美しいなどと言われるまでに至っています。
アーティフィシャルフラワーとプリザーブドフラワーとの違い
アーティフィシャルフラワーは生花によく似ているため、プリザーブドフラワーとも見た目はそっくりです。しかし、プリザーブドフラワーは元々生花だったものを、特殊技術を用いて乾燥させ劣化を遅らせているもので、元々が生花ではないアーティフィシャルフラワーとは全く違います。
プリザーブドフラワーは元々が生花のため、2年、3年と時間が経過すれば色あせなどの劣化がみられます。また壊れやすいのも難点です。その点、アーティフィシャルフラワーが数年で劣化することはほぼありません。
アーティフィシャルフラワーのメリット
アーティフィシャルフラワーのメリットは、プライベートでもビジネスシーンでも、手軽に利用できることです。もちろん見た目は生花に劣りません。
アーティフィシャルフラワーは耐久性が非常に高いため、多少の衝撃で壊れることがありません。輸送や移動が簡単で、また長期間にわたって利用することができます。水やりの必要がないので、どんな人でも飾っておけるのもメリットです。
アーティフィシャルフラワーのデメリット
アーティフィシャルフラワーのデメリットは、生花同様の香りがないことです。ただ、香りがないため虫害の心配もなく、衛生面で逆にメリットとなることも多いでしょう。
アーティフィシャルフラワーを上手に利用して素敵な生活を
アーティフィシャルフラワーは生花と違いがほとんどわからない、高い品質が特徴です。水やりなどのメンテナンスが必要なく、丈夫なため、生花やプリザーブドフラワーでは得られない手軽さで花を楽しむことができるでしょう。
メリットの大きさから、プレゼントや飲食店、オフィスの飾りなどにもよく使われています。アーティフィシャルフラワーを取り入れ、いちだんと豊かな生活をぜひ楽しんでください。
大手銀行員や学童保育所指導員、情報新聞紙の記者兼編集者、都内にある造花専門店での受付など、さまざまな業種に勤務。
現在は2児の母をやりながら、アーティフィシャルフラワーを使用したリースを作り、イベント出展やネット販売しています。
【保有資格】
・フラワーデコレーター2級ライセンス
・保育士