新築祝い・引っ越し祝いに花のリースを。玄関に飾る枯れないギフト
「新築祝いに何を贈ればよいか迷っています。枯れない花があると聞いたのですが……」
お花でございるに届くご相談の中で、こういった内容はとても多いです。そして大抵、次の一言がつながってきます。「プリザーブドフラワーと造花、どちらが良いですか?」と。
新築や引っ越しは人生の大切な節目。せっかく贈るなら、飾り続けてもらえるものがいい。花束は美しいけれどすぐ枯れてしまう。そう考えたとき、「枯れない花のリース」という選択肢に行き着く方が増えています。
リースには、縁起の良さ・長持ちする耐久性・インテリアとしての映えという三拍子が揃っています。この記事では、新築祝い・引っ越し祝いにリースを選ぶときに知っておきたいことを全部まとめました。
この記事でわかること:
- 枯れない花3種類(アーティフィシャル・プリザーブド・ドライ)の正直な比較
- 新築祝いのマナーとタブー
- 風水的に正しい選び方
- 屋外(ドア外)に飾れるかどうか
- 予算の相場感と渡すタイミング
目次
リースが新築祝いに選ばれる理由――縁起・意味・玄関との相性
リースの起源は、ラテン語の「ramus(枝)」。古代ギリシャ・ローマの時代から、月桂樹や常緑の枝を輪にして頭に戴く習慣がありました。丸い形には「始まりと終わりのない循環」「永遠」「魔除け」という意味が込められており、そのまま玄関飾りへと受け継がれてきた歴史があります。
日本の感覚に置き換えると、「縁をつなぐ」「家内安全」「来客を歓迎する」という玄関飾りとしての意味合いが強くなります。新しい家の玄関に飾るものとして、これ以上縁起の良いモチーフはそうありません。
胡蝶蘭や観葉植物も新築祝いの定番ですが、置き場所を選ぶ、水やりが必要、大きすぎる、という理由で悩む方も多いです。その点リースは、玄関ドアに一つ掛けるだけ。毎朝目に入る場所に飾れるのが、新築祝いとの相性の良さにつながっています。
お花でございるのお客さまでも、リースを選ぶ理由として「見た目が好き」より「縁起の良さ」を挙げる方が年々増えています。玄関は家の顔。そこに飾るものへの意識が変わってきた気がします。引っ越し祝いとしても「新しい暮らしへの贈り物」として選んでいただくことが増えているのは、そういう背景があると思っています。
「枯れない花」3択の正直な比較――アーティフィシャル・プリザーブド・ドライ
お花でございるはアーティフィシャルフラワーの専門店ですが、お客さまに正しく選んでほしいので、3種類すべての話をします。
「プリザーブドフラワーはプロが選ぶものだから上質なはず」「造花は安っぽいでしょ」――そういうイメージが先行していることがありますが、実際のところは用途によって向き不向きがあります。
| アーティフィシャル(高級造花) | プリザーブド | ドライ | |
|---|---|---|---|
| 見た目 | 生花に近い高品質 | 繊細・上質 | ナチュラル・ヴィンテージ |
| 耐久性 | 5年以上(色あせにくい) | 1〜3年 | 半年〜1年 |
| 屋外使用 | ○(対応品あり) | ✕ 湿気に弱い | ✕ |
| 管理 | 水不要・ほこり払いのみ | 直射日光・湿気を避ける | 湿気で崩れやすい |
| 価格感 | 幅広く対応可 | やや高め | 比較的手頃 |
| こんな方に | 手入れを最小限にしたい | 生花の質感を重視したい | インテリアとして楽しみたい |
「リースとして長く飾り続けるなら」という観点では、アーティフィシャルフラワーが最有力です。理由は明確で、球形のワイヤーフレームに花材を挿して形をつくるリースの構造は、アーティフィシャルが一番形をキープしやすい。プリザーブドフラワーは湿度変化に弱く、玄関という風通しのある場所では劣化が早まることがあります。
「5年以上飾り続けています」とメッセージをくださったお客さまがいます。その言葉が、一番の励みになっています。最初にお届けしてから何年も経ったあと、わざわざご連絡くださる。リースを作り続けてきて良かったと感じる瞬間です。
プリザーブドフラワーが向いているのは、室内の湿気が安定した環境でインテリアとして質感を楽しみたい方です。「飾る場所」と「何年使いたいか」を先に決めると、3種類から正しく選びやすくなります。
新築祝いの花のマナーとタブー
縁起を大切にする新築のお祝いだからこそ、知っておきたいことがあります。
日本では赤い花が「火事を連想させる」として、新築の玄関や台所への贈り物では避けられる習慣があります。真っ赤なリースを贈ろうとしていた方には、まず確認していただくのがおすすめです。
菊とユリも注意が必要です。特に白菊は弔いの場で使われるイメージが定着しているため、お祝いの場には不向きとされています。お花でございるにも「白い花を入れたいのですが、ユリは大丈夫ですか?」というご相談をいただくことがありますが、純白・大輪のユリは控えて、コットンやアネモネなど別の白い花材をご提案することが多いです。
棘のあるバラを贈ることへの懸念もよく聞かれます。風水的に「とげとげしい関係」を連想させるという考え方からですが、デザイン全体の印象と花材の処理次第で解決できます。
ドライフラワーについては、「枯れた花」「死」「衰退」を連想させるとして、新築祝いの贈り物には好まない方がいます。次の風水のセクションで詳しくお伝えします。
こうしたマナーをひとつひとつ確認しなければならないことを考えると、アーティフィシャルフラワーのリースは最初から色を選んでつくれるため、タブーを避けやすいという利点があります。赤を抜いてゴールド×グリーンに変更する、菊は入れない、そういった配慮をオーダーの段階で反映できます。
実際、「赤いポピーのリースを贈りたい」とご相談をいただいたとき、新築祝いと伺い、ゴールド×グリーン×ホワイトのリースへ変更をご提案したことがあります。完成したリースを見たお客さまから「これにしてよかった、とっても喜んでもらえた」というご連絡をいただいたのは、今でも覚えています。贈り物は、贈られた側の表情まで想像して選ぶものだと、そのご連絡で改めて感じました。
風水的に正解はどれ?玄関に飾る枯れない花の選び方
風水の観点からも、玄関に飾る花の「素材」は意外と重要なポイントです。
ドライフラワーについては、多くの風水師が「新築・引っ越しの玄関には向かない」と見解を示しています。理由は「死んだ花のエネルギー」「陰の気が溜まる」という考え方です。美しいナチュラルインテリアとして室内に取り入れるには適していますが、新築の玄関に飾るギフトとしては、贈る側も受け取る側も少し気を使う素材かもしれません。
プリザーブドフラワーは見解が分かれます。「薬剤処理した花だから生命力がない」としてNGとする考え方と、「色と形が保たれているからOK」とする考え方、どちらも存在します。
アーティフィシャルフラワーについては、「自然素材でない」としてNGとする一部の意見もありますが、「明るく生命力を感じるデザインであればむしろ歓迎」という考え方が主流です。特に玄関のドアに飾る場合、運気を招き入れる入口として、明るい色合いのリースは「陽の気を呼ぶ」と解釈されることが多いです。
お花でございるとしては、風水の解釈は一つではないと思っています。大切なのは、毎日玄関を開けるたびに「ここに帰ってきた」と感じられるリースを飾ること。そう考えています。
縁起の良い色と花材の目安をまとめました。
| 色・花材 | 風水的な意味 | おすすめシーン |
|---|---|---|
| グリーン(ユーカリ) | 成長・浄化・木の気 | 全般的な新築・引っ越し祝い |
| ホワイト(コットン) | 清潔感・浄化・新しいスタート | シンプル・和モダンな玄関 |
| ゴールド(実もの) | 金運・豊かさ・繁栄 | 開業祝い・縁起を重視したい場合 |
| ローズマリー | 魔除け・家内安全 | 新築の玄関まわりに特におすすめ |
| アジサイ | 家庭円満・和合 | ファミリーへのギフトに |
玄関の外(ドア外)にも飾れる?素材と耐久性の話
「マンションの外廊下に飾りたいのですが、造花でも大丈夫ですか?」
このご質問、本当によくいただきます。外廊下は共用スペースのため水が出る生花や土のある鉢は置けない。でも玄関まわりを飾りたい。そういうマンション住まいの方のニーズに、アーティフィシャルフラワーのリースが合うことがあります。
屋外で飾るときに確認したいのは3点です。雨が直接かかるかどうか、直射日光の量、そして風の強さ。この3つの条件によって、どれくらい長く使えるかが変わります。
高品質なアーティフィシャルフラワーは水濡れに対応しているものが多く、UV加工を施した素材であれば色あせにくい。屋根のある外廊下(半屋外)であれば、2〜3年を目安にお使いいただけます。完全屋外の場合でも、年1回のメンテナンスを前提にすれば十分活躍してくれます。
プリザーブドフラワーとドライフラワーは、湿気で劣化します。玄関の外に飾るのは、どちらも不向き。これははっきりお伝えしています。
お花でございるでは、「屋外に飾りたい」とご相談をいただいたとき、設置環境を詳しく確認した上で素材をご提案しています。同じ外廊下でも、南向きで直射日光が当たる環境と、北向きで日陰になる環境では、適した素材と仕上がりが変わることがあります。「どちらの向きですか?」と確認するのは、そういう理由からです。
予算の相場感と渡すタイミング
新築祝い・引っ越し祝いの花ギフトの相場感は、関係性によって異なります。
友人や同僚へは3,000〜10,000円が一般的で、親しい知人や職場の上司には10,000〜20,000円前後が目安とされています。ご親族や身内への特別な節目の場合は、さらに予算を上げるケースが多いです。お花でございるでは、予算とインテリアをお伝えいただければ、サイズ・花材を合わせてご提案しています。
渡すタイミングは、引越し直後は荷解きで慌ただしいため、落ち着いた引越後1〜2ヶ月以内が一般的です。新築のお祝いは、完成・引き渡しから1〜2ヶ月を目安にするとよいでしょう。
のし・表書きは「御新築御祝」または「御引越御祝」が正式です。筆書きが丁寧ですが、印刷でも失礼にはあたりません。
宅配で贈る場合は、梱包に気を使いたいところです。リースはワイヤーフレームで形をつくっているため、型崩れしやすい。お花でございるでは専用の梱包でお届けしており、輸送中の形くずれを防いでいます。遠方へのギフトでも安心してお届けできます。
インテリアテイスト別・玄関スタイル別の選び方
「どのリースを選べばよいかわからない」というお悩みは、インテリアテイストを基準にすると整理しやすくなります。
| インテリアテイスト | おすすめカラー | 花材・素材 | 意味・花言葉 |
|---|---|---|---|
| 北欧ナチュラル | グリーン・ホワイト・ウッド | ユーカリ・コットン・松ぼっくり | 浄化・清潔感・自然への敬意 |
| モダン・シック | ダークグリーン・ゴールド | シルバーリーフ・葉もの・実もの | 品格・洗練・豊かさ |
| 和モダン・日本家屋 | 白・淡いピンク・抹茶グリーン | ツバキ・梅・竹モチーフ | 家内安全・開花・繁栄 |
| カジュアル・ポップ | パステル・カラフル | ラナンキュラス・デイジー | 希望・親しみ・新しい出発 |
壁の色と床の素材に合わせると、失敗しにくい。それだけ覚えておいていただけると、迷ったときの手がかりになります。
「贈る相手のお家がどんなインテリアか、写真を持ってます」というお客さまも多く、インテリアの写真を送っていただければテイストに合わせてご提案することも可能です。カスタムオーダーでは、そういったご相談もどうぞお気軽に。
お花でございるのリース:カスタムオーダーで一点ものを
お花でございるは、アーティフィシャルフラワーのリースを専門に制作しています。渡す相手のインテリア・好きな色・予算に合わせた一点ものをつくれることが、専門店としての強みです。
ご相談から完成までの流れはシンプルです。お問い合わせをいただいたあと、飾る場所や好みの雰囲気、予算をヒアリングします。花材とサイズをご提案してご確認いただいてから制作に入り、完成後は専用の梱包でお届けします。大手通販のカタログには載っていない、その方だけの一点もの。それがお花でございるのカスタムオーダーです。
マルシェ出店時には、ブースで実際のリースを手に取っていただくこともできます。出店情報はInstagramで告知していますので、お近くの方はぜひチェックしてみてください。
よくある質問
Q. 新築祝いに赤い花はNGですか?
日本では赤い花が「火事を連想させる」として避けられる習慣があります。特に玄関や火を使う場所への贈り物では控えるのが無難です。アーティフィシャルフラワーのリースは色を選んでつくれるため、グリーン・ホワイト・ゴールドを基調にした縁起のよいデザインをご提案できます。
Q. 何年くらい飾り続けられますか?
アーティフィシャルフラワーのリースは、適切に管理すれば5年以上飾り続けられます。プリザーブドフラワーは1〜3年、ドライフラワーは半年〜1年が目安です。長く飾り続けたい方には、アーティフィシャルフラワーをおすすめしています。
Q. 玄関の外(ドア外)に飾れますか?
アーティフィシャルフラワーのリースは屋外対応品もあります。屋根のある外廊下(半屋外)であれば2〜3年を目安にお使いいただけます。プリザーブドフラワー・ドライフラワーは湿気に弱いため屋外には不向きです。
Q. いつ渡すのが正しいタイミングですか?
引越し・新築ともに、引越後1〜2ヶ月以内が一般的です。引越し直後は荷解きで慌ただしいため、少し落ち着いた頃に届けると喜ばれます。
Q. 遠方でも宅配で贈れますか?
宅配でもお贈りいただけます。お花でございるでは、リースが型崩れしないよう専用の梱包でお届けしています。メッセージカードの同封も対応していますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
新築祝い・引っ越し祝いにリースを選ぶ理由は3つ。縁起の良さ、長持ちする耐久性、そして毎日目に入る玄関を飾るインテリアとしての映えです。
アーティフィシャルフラワーだから、5年以上飾り続けられる。屋外のドア外にも対応できる。色や花材をオーダーで選べるから、タブーを避けながらその方だけの一点ものをつくれます。
新しい暮らしのスタートに、枯れないリースを。
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大手銀行員や学童保育所指導員、情報新聞紙の記者兼編集者、都内にある造花専門店での受付など、さまざまな業種に勤務。
現在は2児の母をやりながら、アーティフィシャルフラワーを使用したリースを作り、イベント出展やネット販売しています。
【保有資格】
・フラワーデコレーター2級ライセンス
・保育士

